脱毛の広告には割引が並んでいますが、条件を読まずに決めると、想定と違う金額になることがあります。どの割引にも共通する制限があり、種類ごとの落とし穴もはっきりしています。この記事では、契約前に確認すべき点を整理します。
どの割引にも共通する制限
種類にかかわらず、次の四つはほぼ共通してかかっています。契約前に必ず確認してください。
- 併用できない:複数の割引を重ねられないことが多い。いちばん有利なもの一つを選ぶ形になる
- コースが限定される:全身の特定プランだけ、といった条件が付く。部分脱毛には効かないことがある
- 期間限定:申し込み期限がある。契約日で判定される
- 追加料金には効かない:麻酔代、シェービング代、キャンセル料などは対象外になりやすい
学割の落とし穴は「卒業後」
学生証などで在学を証明すると適用される割引です。確認すべきなのは、卒業したあとどうなるかという一点に尽きます。
脱毛は契約から完了まで年単位かかることがあります。在学中に契約して、途中で卒業する人は珍しくありません。このとき、契約時の割引価格がそのまま続くのか、それとも通常価格に戻るのか。ここが店舗によって違います。
「契約時の条件が最後まで適用される」と書面に書かれているかを確認してください。口頭の説明だけで進めないほうが安全です。
ペア割の落とし穴は「片方がやめたとき」
二人以上で同時に契約すると適用される割引です。友人や家族と一緒に申し込む形が一般的です。
問題になるのは、片方が途中で解約した場合です。割引の前提が崩れるため、残った側の料金が通常価格に戻る、あるいは差額を請求されるという扱いになることがあります。
契約は本来ひとりずつ別のものですが、割引だけが二人を結んでいる状態です。相手の事情で自分の支払いが変わりうる、という点は事前に理解しておいてください。
同時に来店することが条件になっている場合もあります。予定を合わせられるかも含めて判断が要ります。
乗り換え割の落とし穴は「証明書類」
他社で契約していた人が対象になる割引です。適用には、前の契約を示す書類の提示を求められます。契約書、会員証、支払いの明細など、何が有効かは店舗によります。
解約済みの場合、書類が手元にないことがあります。捨ててしまっていると適用されません。乗り換えを検討しているなら、前の契約書は解約後も保管しておいてください。
また、対象になる「他社」の範囲が決められていることがあります。サロンからクリニックへの乗り換えは対象でも、その逆は違う、といった条件です。
紹介割は紹介する側にも確認を
既存の利用者から紹介されると適用されるものです。紹介した側にも特典が出る仕組みが多く、双方に条件があります。
紹介する側が現在も契約中であることが条件になっている場合があるため、声をかける前に確認しておくと行き違いがありません。
比べるときに使う数字
割引率は比較に使えません。元の価格が違えば、同じ何割引きでも金額が違います。コース内容が違えばなおさらです。
使うべきなのは、割引後の総額と、その総額で受けられる回数の二つです。この二つを並べて初めて、店舗どうしを比べられます。
分割払いを使う場合は、さらに手数料を含めた支払総額で見てください。月々の金額だけを比べると、期間の違いで判断を誤ります。
確認するのはこの順番
カウンセリングでは、次の順に聞くと漏れがありません。
- その割引はどのコースに適用されるか
- 他の割引と併用できるか
- 割引後の総額はいくらか。回数は何回か
- 追加料金(麻酔・シェービング・キャンセル料)は割引の対象か
- 途中で条件が変わる場面(卒業・相手の解約)で、料金がどうなるか
