「全身脱毛を始めたいけれど、クリニックによって料金がバラバラで結局どこが安いのか分からない」——医療脱毛を検討し始めた方の多くが、最初にぶつかる悩みです。同じ「全身+VIO+顔5回」という条件でも、総額は8万円台から40万円近くまで大きな差があり、しかも「追加料金なし」の意味合いがクリニックごとに違っていたり、シェービング代や麻酔代が別途かかったりと、単純な数字の比較だけでは実態が見えてきません。
この記事では、女性向けの医療脱毛クリニック13院と、比較対象として脱毛サロン2社の料金・追加費用・脱毛機器の違いを、2026年最新の公式情報をもとに徹底比較します。あわせて、価格が安いプランに共通する特徴や、見積もりの際にチェックすべきポイント、自分に合ったクリニックの選び方まで、表と図を使いながらわかりやすく解説していきます。
結論:料金だけで選ぶなら湘南美容クリニック、通いやすさやプランの柔軟さも重視するならリゼクリニックやフレイアクリニックがおすすめ
先に結論からお伝えすると、今回比較した13院の中で「全身+VIO+顔」の総額が最も安かったのは湘南美容クリニックで、5回87,500円(税込)という価格でした。とにかく総額を抑えたい方は、まず湘南美容クリニックの無料カウンセリングを検討する価値があります。
一方で、価格だけでなく「追加料金が一切かからない安心感」や「予約の取りやすさ」「痛みへの配慮」まで含めて選びたい方には、全国に多数の院を展開し、シェービング代・麻酔代以外のほぼすべてが無料と明言しているリゼクリニックや、蓄熱式と熱破壊式を切り替えられるフレイアクリニックも有力な候補です。
以下で、料金相場や各クリニックの特徴を詳しく見ていきましょう。
全身+VIO+顔の医療脱毛はいくらが相場?クリニック・サロンの平均価格
今回調査した13の医療脱毛クリニックのうち、「全身+VIO+顔」の5回コースを基準に集計すると、最も安いプランで10万円を切る一方で、高額なプランでは30万円を超えるケースもあり、平均するとおおむね20万円前後がボリュームゾーンとなっています。
一方、サロンの美容脱毛(光脱毛)は1回あたりの単価は安く見えるものの、効果を実感するまでに医療脱毛より多い回数(12〜18回程度)が必要になるため、トータルでの総額は医療脱毛と同等か、場合によっては高くなることもあります。
下の表は、今回の調査結果をもとに医療脱毛とサロン脱毛の相場を比較したものです。
| 区分 | 回数目安 | 総額の目安(税込) |
| 医療脱毛(価格重視のクリニック) | 5回 | 8万円台〜15万円程度 |
| 医療脱毛(標準的なクリニック) | 5回 | 20万円〜30万円程度 |
| 美容脱毛(サロン・光脱毛) | 12〜18回 | 15万円〜40万円程度 |
安い全身脱毛プランに共通する特徴
同じ「全身+VIO+顔」でも価格に大きな差が出るのは偶然ではありません。安いプランには、いくつかの共通したコスト構造があります。まず多いのが、出力を抑えて広範囲を効率よく照射できる蓄熱式脱毛機の導入です。熱破壊式に比べて1回あたりの施術時間を短縮でき、スタッフの人件費や機器の稼働コストを抑えられるため、その分を価格に還元しやすくなります。
次に、カウンセリングから契約までをオンライン完結・院内での説明を簡略化するなど、店舗運営コストを削減しているクリニックも安価な傾向にあります。また、部位や回数があらかじめ固定された「パッケージプラン」に絞ることで、個別カスタマイズにかかる手間を省き、価格を抑えているケースも見られます。
さらに、開院してから日が浅いクリニックや、新規顧客の獲得を強化したい時期には、期間限定の割引キャンペーンや、学生割・乗り換え割といった条件付き割引を大きく打ち出していることもあります。
一方で、安さだけを基準に選ぶと後悔につながることもあります。院数が少なく予約が集中しやすい、対応できる部位が限定されている、麻酔やシェービングが別料金になっている、といったケースもあるため、公式サイトの料金ページで「対象部位」「回数」「追加費用の有無」の3点は必ず確認しておきましょう。
医療脱毛クリニック13社の料金・特徴を徹底比較
公式サイトの最新情報をもとに、「全身+VIO+顔」プランの総額・追加料金・使用機器・注意点を13院分まとめました。同じ「全身脱毛」という言葉でも、対象部位やプラン設計はクリニックごとに異なるため、金額だけでなく備考欄もあわせてチェックしてください。
| クリニック名 | プラン(回数) | 総額料金 | 追加料金 | 脱毛機器 | 特徴・注意点 |
|---|---|---|---|---|---|
| リゼクリニック | 全身+VIO+顔 5回 | 144,800円(税込) | シェービング・キャンセル料など無料。麻酔のみ有料(3,300円) | 熱破壊式/蓄熱式など複数機を使い分け | 全国展開で通いやすく、追加料金の少なさで安心感が高い |
| エミナルクリニック | 全身+VIO+顔 6回 | 通常93,500円/キャンペーン85,000円(税込) | 麻酔のみ有料 | 蓄熱式 | 5回ではなく6回コースが主力プラン |
| グロウクリニック | 全身+VIO+顔 5回 | 375,000円(税込) | 公式での明記未確認 | 蓄熱式(ラシャ) | 料金は複数の比較サイトで一致するが公式ページから直接確認できず、カウンセリングで要再確認 |
| フレイアクリニック | 全身+VIO+顔 安心プラン5回 | 266,000円(税込) | シェービング・麻酔無料(安心プランの特典) | 蓄熱式/熱破壊式を切替可能 | 痛みの感じ方に応じて機器を選べる柔軟さが特徴 |
| レジーナクリニック | オーダーメイドプラン(全身37部位+顔+VIO) 5回 | 326,400円(税込) | 初診・再診・シェービング・テスト照射無料 | 熱破壊式/蓄熱式を選択可能 | 部位を自分好みに組み合わせられるオーダーメイド設計 |
| ルシアクリニック | 全身(うなじ込)+VIO+顔 平日プラン5回 | 通常242,000円/現行169,400円(税込) | シェービング・初診再診無料。土日祝は10%増 | 熱破壊式 | 平日通院なら大幅割引、土日中心の通院には不向き |
| 湘南美容クリニック | パーフェクト全身コース(顔・VIO込)5回 | 87,500円(税込) | 麻酔は別料金(クリーム980円/笑気2,200円) | 機種選択制(詳細非公開) | 今回比較した中で総額が最も安い。院・時期により変動の可能性あり |
| KMクリニック | 全身+VIO+顔 5回 | 279,400円(税抜) | 明記なし | ハヤブサ脱毛 | 表示価格が税抜きである点に注意。税込では30万円台になる見込み |
| TCB東京中央美容外科 | 全身脱毛オーダーメイド(VIO・顔あり) 5回 | 389,000円(税込) | 初診・再診・カウンセリング・トラブル時の薬代や追加照射が無料 | 熱破壊式/蓄熱式切替可 | 美容外科がメインのクリニックで、脱毛以外の施術メニューも豊富 |
| イセアクリニック | 回数コースなし・都度払いのみ | 1回99,000円(税込)。5回相当なら単純計算495,000円 | 麻酔・シェービング・キャンセル料すべて無料 | ハヤブサ脱毛 | 割引パッケージが存在しないため他院と単純比較しにくい点に注意 |
| クレアクリニック | 全身+VIO+うなじ+顔 5回 | 303,450円(60回払い総額・税込) | 個人用シェーバー付属、追加費用の明記なし | クリニック独自の医療レーザー(詳細非公開) | うなじも標準で含まれるのが特徴 |
| 渋谷美容外科クリニック | 全身+VIO(顔・首・胸・腹除く) 5回 | 324,500円(税込) | 薬代(炎症止め)1本1,000円などが別途発生 | 医療レーザー計7種類を使い分け | 「全身+VIO+顔」の統合プランが公式になく、顔を含める場合は別プランの組み合わせが必要 |
| フェミークリニック | 全身+VIO 5回 + 顔 5回(別プラン) | 326,700円+121,000円=合計447,700円(税込) | 麻酔・キャンセル料以外はすべて無料 | 詳細非公開 | 全身+VIO+顔が一本化されておらず、他院と比較する際は合算額である点に注意 |
リゼクリニック
全国に多数の院を展開する定番クリニックで、「追加料金なし」を明確に打ち出している点が安心材料です。シェービング代・キャンセル料・アフターケアなどはすべて無料で、有料になるのは麻酔(3,300円)のみ。学割・乗り換え割・ペア割・平日割など割引の種類も豊富で、組み合わせ次第でさらにお得に契約できます。
学生割引・ペア割引・乗り換え割引の3つの割引制度を用意しており、条件を満たせば総額をさらに抑えられる可能性があります。全国29院を展開し、医療脱毛専門クリニックとしての専門性を打ち出しています。
エミナルクリニック
5回ではなく6回コースを主力に据えているのが特徴で、蓄熱式脱毛機による痛みの少なさを売りにしています。キャンペーン適用時は85,000円まで下がるため、時期によって公式サイトの最新料金を確認するのがおすすめです。
全国的に院数が多く、当日キャンセル無料をアピールしていることが多いクリニックです。SNSでの認知度が高く、若い世代を中心に選ばれている印象があります。
グロウクリニック
SNSなどでも話題になることが多い比較的新しいクリニックです。5回375,000円という価格は複数の比較サイトで共通して紹介されていますが、公式サイトの料金ページから直接確認することができなかったため、契約前には必ず無料カウンセリングで最新の金額を確認してください。
表参道を中心に展開する女性専用クリニックで、内装や接客のホスピタリティに力を入れているとされています。大手と比べると院数は少なめなので、通いやすさは事前に確認しておきましょう。
フレイアクリニック
「安心プラン」ではシェービング代・麻酔代がどちらも無料になっており、蓄熱式・熱破壊式を肌質や毛質に応じて使い分けられる柔軟さが魅力です。U25割引など若年層向けの割引も用意されています。
シェービング代・麻酔代・当日キャンセル料が原則無料であることを打ち出しており、追加費用への不安を減らしたい方に向いています。
レジーナクリニック
全身37部位を自由に組み合わせられる「オーダーメイドプラン」が特徴で、初診・再診・シェービング・テスト照射まで無料です。顔を含まない「デビュープラン」という初回限定の安価な入門プランも別途用意されています。
女性医師が在籍し、肌質や毛質に応じたオーダーメイドのプラン提案を特徴としています。医療ローンの金利の低さもアピールポイントの一つです。
ルシアクリニック
平日に通える方向けの「平日プラン」なら169,400円まで割引されますが、土日祝の利用は料金が10%上乗せになる点に注意が必要です。シェービング代や初診・再診料は無料です。
平日限定プランなど、通う曜日・時間帯によって価格が変わるプランを用意しているのが特徴です。都合をつけやすい方は割安に通える可能性があります。
湘南美容クリニック
今回比較した13院の中で総額が最も安く、87,500円という価格は突出しています。全国に非常に多くの院を展開しており、通いやすさの面でも強みがあります。ただし麻酔は別料金で、院や時期によって料金が変動する可能性がある点は公式も明記しています。
脱毛以外にも美容皮膚科・美容外科など幅広いメニューを扱う総合クリニックで、共通のポイント制度を利用できます。全国的な院数の多さが最大の強みです。
KMクリニック
新宿を中心に展開するクリニックで、独自の「ハヤブサ脱毛」を採用しています。料金ページの279,400円は税抜き表示のため、税込みでは30万円を超える計算になります。他院と比較する際は税込・税抜の違いに注意してください。
部位別プランや都度払いにも対応しており、全身セットにこだわらず柔軟にプランを選べる点が特徴です。
TCB東京中央美容外科
もともと美容外科をメインとするクリニックで、脱毛はメニューの一つという位置づけです。初診・再診・カウンセリング・トラブル時の薬代や追加照射まで無料な点は手厚いですが、総額は389,000円と今回比較した中では高めの部類に入ります。
美容外科全般を手がける大手クリニックで、全国に多数展開しています。時期によってモニター価格などの制度が用意されることもあります。
イセアクリニック
他院と大きく異なるのが、回数パッケージを設けず「都度払い」のみで運営している点です。1回99,000円で、麻酔・シェービング・キャンセル料はすべて無料。まとめ払いの割引がない分、少ない回数で十分な方や、通院ペースを自分で決めたい方に向いています。
都度払い専門のクリニックで、回数契約に縛られず自分のペースで通いたい方に向いています。まとまった初期費用をかけたくない方の選択肢になります。
クレアクリニック
全身+VIO+顔に加えて、うなじも標準プランに含まれているのが特徴です。60回払いの総額は303,450円で、月々の支払いを抑えたい方に向いたプラン設計になっています。
支払いプランの柔軟性を打ち出しており、長期の分割払いにも対応しています。総額よりも月々の負担を抑えたい方に向いています。
渋谷美容外科クリニック
計7種類の医療レーザーを使い分けているのが特徴ですが、公式サイト上に「全身+VIO+顔」を一体化したプランが見当たらず、確認できたのは顔・首・胸・腹を除く全身+VIOの5回324,500円のみでした。顔を含めた脱毛を希望する場合は、カウンセリングで別プランとの組み合わせを相談する必要があります。
部位別プランが基本で、他院にあるような「全身+VIO+顔」を一つにまとめた統一プランは提供していません。狙いたい部位が明確な方向きです。
フェミークリニック
銀座を中心に展開するクリニックで、麻酔とキャンセル料以外はすべて無料と明言されています。ただし全身+VIOと顔が別プランになっており、両方を契約すると合計447,700円になります。他院の「全身+VIO+顔」一体型プランと比較する際は、この合算額であることを踏まえて検討してください。
美容外科と脱毛の両方を提供するクリニックで、部位別契約が基本となっています。脱毛以外の美容医療もあわせて検討したい方に向いています。
要注意:既に閉鎖・経営破綻したクリニック・サロンについて
医療脱毛・美容脱毛の業界では、近年いくつかのブランドが経営破綻や事業統合によって姿を消しています。比較記事やSNSでは古い情報がそのまま残っていることも多いため、最新の運営状況を必ず確認してください。
「アリシアクリニック」と、2024年7月に名称統合された旧「じぶんクリニック」は、いずれも同一の運営元(医療法人社団美実会・一般社団法人八桜会)によって運営されていましたが、2024年12月10日に東京地方裁判所へ破産を申し立て、負債総額は約124億円、影響を受けた契約者・債権者は9万人を超えるとされています。
現在は全店舗が閉鎖されており、新規契約はできません。比較サイトなどに掲載されている過去の料金情報は、あくまで参考情報として捉え、現役のクリニックとして案内しないよう注意が必要です。
脱毛サロン(美容脱毛)との料金比較
「医療脱毛は高そう」というイメージから、まず脱毛サロンを検討する方も多いはずです。現在も営業を続けている代表的な2社の料金は以下の通りです。
| サロン名 | 稼働状況 | プラン | 総額料金 | 脱毛方式 | 備考 |
|---|---|---|---|---|---|
| ミュゼプラチナム | 営業中(2025年に経営体制を刷新し事業継続) | 全身脱毛(顔・VIO込み)、都度払い制 | 1回38,500円(顔・VIO込み全身、約60分) | S.S.C.iPSケア方式(光脱毛系) | 以前のような前払いコース契約は廃止され、現在は都度払いのみとなっています |
| ディオーネ | 営業中(全国約100店舗) | まるごと全身脱毛(VIO込み・顔別) 12回 | 435,600円(税込) | ハイパースキン脱毛(低出力の独自光脱毛方式) | 顔は別コースのため、顔を含めたい場合は追加費用が発生します |
なお、かつて人気を集めていた「キレイモ」は、2024年6月30日付で「ミュゼプラチナム」にブランドを統合しており、現在キレイモとして新規契約することはできません。サロン選びの際は、比較サイトの情報が更新されているかどうかも必ず確認しましょう。
契約前にチェックしたい「追加料金」5つのポイント
「total(総額)〇〇円」という表示だけを見て契約すると、想定外の出費が発生することがあります。カウンセリングの際は、以下の5点を必ず質問しておきましょう。
① シェービング代
施術前の自己処理が不十分だった場合、剃り残しの処理に料金がかかることがあります。「剃り残しは無料」「背中やVIOなど手の届きにくい部位は無料」など、無料範囲がクリニックによって異なるため確認が必要です。
② 麻酔代
痛みに不安がある方は麻酔クリームや笑気ガス麻酔を利用できますが、多くのクリニックで別料金(1回あたり数千円程度)となっています。今回比較した中でも、麻酔だけは有料としているクリニックが目立ちました。
YouTube動画などで蓄熱式脱毛の痛みの少なさを紹介するクリニックもありますが、部位や個人差によって感じ方は異なるため、無料カウンセリングで肌質・毛質に応じたアドバイスを受けることをおすすめします。
③ 予約キャンセル料
「予約の3時間前まで無料」「前日までの連絡が必要」など、キャンセル可能な期限や違約金の有無はクリニックごとに異なります。仕事の都合で予定が変わりやすい方は、キャンセルポリシーが緩やかなクリニックを選ぶと安心です。
④ 途中解約時の手数料
医療脱毛は法律上、原則としていつでも中途解約が可能で、未消化分の料金は返金されます。ただし、解約手数料(事務手数料)が差し引かれるケースが一般的なので、契約書に記載された解約条件を事前に確認しておきましょう。
⑤ 部位追加・オプション料金
「全身」に含まれる部位の範囲(うなじ・襟足・手足の甲や指なども含むか)は、クリニックによって差があります。追加したい部位がある場合、別料金になっていないか確認しましょう。
医療脱毛の機器の違い(熱破壊式と蓄熱式)
医療脱毛で使われるレーザー脱毛機は、大きく「熱破壊式」と「蓄熱式」の2種類に分けられます。今回比較したクリニックの多くも、この2方式のいずれか、あるいは両方を導入していました。
| 方式 | 仕組み | 痛みの感じ方 | 向いている人 |
|---|---|---|---|
| 熱破壊式 | 毛根の毛母細胞を高出力のレーザーで直接破壊する方式 | 輪ゴムで弾かれるような痛みを感じやすい | 毛が濃い方、少ない回数でしっかり効果を実感したい方 |
| 蓄熱式 | 毛包幹細胞に低〜中程度の熱をじわじわと蓄積させる方式 | 熱さをじんわり感じる程度で、比較的痛みが少ない | 痛みに弱い方、産毛や日焼け肌など熱破壊式が苦手とする毛質・肌質の方 |
どちらの方式が優れているというわけではなく、毛質・肌質・痛みへの耐性によって向き不向きがあります。フレイアクリニックやレジーナクリニック、TCB東京中央美容外科のように、部位や希望に応じて両方式を使い分けられるクリニックを選ぶと、自分に合った施術を受けやすくなります。
自分に合ったクリニックの選び方
ここまで料金や機器の違いを見てきましたが、最終的にどこを選ぶべきかは、何を最も重視するかによって変わります。以下のような優先順位で考えると、候補を絞りやすくなります。
とにかく総額を抑えたい方
今回の比較では湘南美容クリニックが最安値でした。全国に院数が多く、通いやすさの面でも安心です。ただし人気クリニックのため、予約の取りやすさは事前にカウンセリングで確認しておきましょう。
追加料金の不安をなくしたい方
リゼクリニックやレジーナクリニック、フレイアクリニックのように、シェービング代・キャンセル料などを明確に無料と打ち出しているクリニックを選ぶと、想定外の出費が発生しにくくなります。
痛みが心配な方
蓄熱式脱毛機を採用している、または熱破壊式と選択できるクリニック(フレイアクリニック、レジーナクリニック、TCB東京中央美容外科など)を選び、カウンセリングで痛みへの配慮について相談しましょう。
通院ペースを自分で決めたい方
回数パッケージにしばられたくない方は、都度払い制のイセアクリニックや、リニューアルされたミュゼプラチナムのようなサロンも選択肢になります。
いずれの場合も、最終的な判断は無料カウンセリングでの説明を聞いてから行うことをおすすめします。同じ「全身+VIO+顔」という表記でも、実際に施術できる範囲や、追加料金の発生条件は院によって細かく異なるためです。
よくある質問(Q&A)
Q. 医療脱毛は5回で完全につるつるになりますか?
A. 5回で多くの方が「自己処理がほとんど不要」と感じられるレベルまで毛量が減りますが、完全な永久脱毛を目指す場合や、もともと毛量が多い部位(VIO・ワキなど)は、6回目以降の追加照射が必要になることもあります。契約前に追加照射の料金体系も確認しておくと安心です。
Q. 医療脱毛とサロンの美容脱毛、結局どちらがお得ですか?
A. 1回あたりの料金はサロンの方が安く見えますが、効果を実感するまでに必要な回数が医療脱毛より多いため、トータルの総額で比較すると医療脱毛の方が結果的に割安になるケースが少なくありません。「短期間でしっかり効果を得たいか」「痛みを抑えてゆっくり通いたいか」で選ぶのがポイントです。
Q. 安いプランには何か落とし穴がありますか?
A. 極端に安いプランの場合、対応部位が限定されていたり、麻酔・シェービングが別料金だったりすることがあります。今回の比較表でも「追加料金」の欄をあわせて確認すると分かるように、総額表示だけでなく内訳まで見ることが大切です。
Q. 学生でも安く契約できますか?
A. リゼクリニックやレジーナクリニックなど、多くのクリニックで学生割引を用意しています。未成年の場合は親権者の同意書が必要になるので、カウンセリング時に学生証を持参して相談するとスムーズです。
Q. 途中で解約はできますか?
A. 医療脱毛は法律上、原則いつでも中途解約が可能で、未消化分の料金が返金される仕組みが一般的です。ただし解約手数料が差し引かれることが多いため、契約前に解約時の条件を書面で確認しておきましょう。
Q. 予約が取りにくいと聞きますが本当ですか?
A. 人気クリニック・人気時間帯(平日夜・土日)は予約が埋まりやすい傾向にあります。予約が取りやすい平日昼間の時間帯を活用したり、施術後にその場で次回予約を取ってしまうことで、通院間隔を安定させやすくなります。
Q. 医療脱毛は痛いですか?
A. 熱破壊式は輪ゴムで弾かれるような痛みを感じやすく、蓄熱式は熱さをじんわり感じる程度で比較的痛みが少ないとされています。痛みに不安がある方は、蓄熱式を採用しているクリニックや、麻酔オプションが用意されているクリニックを選ぶと安心です。
Q. 料金が最安値のクリニックを選べば間違いないですか?
A. 総額だけで判断すると、通いやすさや対応部位、追加料金の有無で後悔することもあります。今回の比較表を参考に、料金・追加費用・機器・院数(通いやすさ)を総合的に見て、自分の優先順位に合ったクリニックを選ぶことをおすすめします。
Q. 医療脱毛は何歳から受けられますか?
A. 多くのクリニックで年齢制限は設けていませんが、未成年の場合は親権者の同意書が必要になるのが一般的です。初経を迎える前後の年齢では、身体の発達状況によって医師がVIOなど一部部位の施術を見合わせることもあります。
Q. 生理中でも施術は受けられますか?
A. 多くのクリニックで、生理中はVIO部位の施術を見合わせる一方、それ以外の部位(腕・脚・顔など)は施術可能としています。予約時に生理周期を伝えておくと調整してもらいやすくなります。
Q. 妊娠が分かったら契約はどうなりますか?
A. 多くのクリニックで、妊娠が分かった場合は施術を休止し、出産後に再開できる制度を用意しています。休止期間中の会員期限の扱いはクリニックによって異なるため、契約時に確認しておくと安心です。
Q. カウンセリングだけ受けて契約しないことは可能ですか?
A. 無料カウンセリングを実施しているクリニックであれば、その場で契約しなくても問題ありません。複数院のカウンセリングを受けて比較検討してから決めることは一般的に行われています。
Q. 乗り換え割引はどのクリニックにもありますか?
A. 他院からの乗り換えを条件に割引を行うクリニックは多いですが、割引率や適用条件は異なります。今回比較した13院の中でも制度の有無や内容は変わるため、カウンセリング時に最新の情報を確認してください。
全身プランを組まず「部位別」で脱毛する場合の料金相場
ここまでは「全身+VIO+顔」というセットプランを前提に比較してきましたが、「ワキだけ」「VIOだけ」など気になる部位だけを脱毛したい方も少なくありません。部位別に単体契約する場合、1部位あたりの料金は安く見えても、複数部位を組み合わせると結果的にセットプランより割高になりやすいという特徴があります。
| 部位 | 回数目安 | 料金相場(税込) | 備考 |
|---|---|---|---|
| ワキ | 5回 | ¥5,000〜¥30,000 | 単体では最も安いが、毛が濃い場合は追加照射が必要になりやすい |
| VIO | 5回 | ¥80,000〜¥150,000 | V・I・Oの3エリアをまとめた金額。単独部位ごとの契約も可能なクリニックがある |
| 顔全体 | 6〜10回 | ¥60,000〜¥120,000 | 産毛は効果を感じにくく、他部位より多い回数が推奨されやすい |
| ひじ下(腕) | 5回 | ¥25,000〜¥50,000 | 露出機会が多く人気の部位 |
| ひざ下(脚) | 5回 | ¥30,000〜¥60,000 | 面積が広く、単体だと総額が上がりやすい |
上記の相場を見ても分かる通り、「ワキ+VIO+顔+腕+脚」のように5部位を単体で組み合わせると、多くの場合¥20万円を超えてしまい、今回比較した全身+VIO+顔のセットプラン(¥8万円台〜)より割高になります。狙いたい部位が3つ以上ある場合は、単体契約よりも全身セットプランのカウンセリングを受けて総額を比較する方が、結果的に節約になるケースが多いといえます。
また、表示されているコース料金には麻酔代・シェービング代・キャンセル料・追加照射料が含まれていないことが一般的で、実際の総支払額はコース料金に¥3万円〜¥5万円ほど上乗せされることも珍しくありません。単体プランを検討する際も、必ず「total」でいくらかかるのかをカウンセリングで確認しましょう。
支払い方法で比較する(一括払い・医療ローン・都度払い)
医療脱毛の支払い方法は、大きく分けて「一括払い」「医療ローン(分割払い)」「都度払い」の3種類があります。総額の安さだけでなく、まとまった資金があるかどうかや、月々の支払いに無理がないかによって、自分に合った支払い方法は変わってきます。
| 支払い方法 | 特徴 | 金利の目安 | 向いている人 |
|---|---|---|---|
| 一括払い | 契約時に全額を支払う。金利・手数料が発生しない | なし | まとまった資金があり、総支払額を最も抑えたい方 |
| 医療ローン | 信販会社を通じて分割。最大60〜84回まで分割できるクリニックもある | 年3〜15%程度(例: レジーナクリニックは1.80%から) | 月々の負担を抑えたいが、なるべく低金利にしたい方 |
| クレジットカード分割 | 審査不要ですぐに使えるが、金利は医療ローンより高め | 年12〜18%程度 | 審査に時間をかけたくない、手続きの手軽さを重視する方 |
| 都度払い | 1回ごとに施術料金を支払う。回数契約に縛られない | 該当なし(1回分の料金のみ) | 通うペースを自分で決めたい方、まず1回試したい方 |
医療ローンは銀行系と信販系の2種類に分かれ、銀行系は金利が低い分、審査が厳しい傾向にあります。一方の信販系は審査に通りやすく、クリニックの窓口でそのまま手続きが完結する手軽さが特徴です。今回比較したクリニックの多くは信販系の医療ローンを用意しており、学生や未成年の場合は親権者の同意・連帯保証が必要になることもあるため、契約前に確認しておきましょう。
なお、総支払額を抑えたいのであれば、金利が発生しない一括払いが基本的に最も有利です。分割払いを選ぶ場合は、月々の支払額だけでなく「金利を含めた総額でいくら支払うことになるのか」を必ずシミュレーションしてから契約することをおすすめします。
店舗数・通いやすさで比較する
医療脱毛は複数回通院する前提のため、料金と同じくらい「無理なく通える立地に院があるか」も重要な選定基準です。全国展開の規模はクリニックによって大きく異なります。
| クリニック | 展開規模の目安 | 特徴 |
|---|---|---|
| 湘南美容クリニック | 国内外250院以上(うち医療脱毛取扱いは150院以上) | 全クリニックの中で圧倒的に院数が多く、引っ越しや出張が多い方でも通いやすい |
| リゼクリニック | 全国29院 | 主要都市を中心に展開。専門性の高さと院数のバランスが良い |
| フレイアクリニック・レジーナクリニックなど | 首都圏・主要都市中心の展開 | 院数は湘南美容クリニックほど多くないが、都市部在住なら通いやすい |
「とにかく近くに院があること」を最優先するなら、圧倒的な院数を誇る湘南美容クリニックが候補に挙がりやすくなります。一方で、地方在住で近隣に院が少ない場合は、契約前に自宅や職場から通える範囲に院があるか、公式サイトの「クリニック一覧」で必ず確認しておきましょう。
転勤や引っ越しの予定がある方は、転院制度の有無もあわせてチェックすると安心です。
医療脱毛の施術当日の流れ
初めて医療脱毛を受ける方は、当日どのような流れで施術が進むのか分からず不安に感じることも多いはずです。クリニックによって多少の違いはありますが、一般的な流れは以下の通りです。
①受付・問診
来院後、受付を済ませ、体調や当日の肌状態(日焼け・炎症の有無など)について問診票に記入します。生理中の場合はVIOの施術を見送るクリニックが多いため、事前に相談しておきましょう。
②シェービング
スタッフまたは自分自身で、施術部位のムダ毛を事前に剃ります。剃り残しがあると照射できない、または別途シェービング代がかかることがあるため、自己処理は前日までに済ませておくのが基本です。
③テスト照射(初回のみ)
初めての部位は、肌トラブルがないか確認するため、まず小さい範囲にテスト照射を行うクリニックがあります。
④レーザー照射
専用の医療脱毛器で該当部位にレーザーを照射します。部位にもよりますが、全身であればおよそ60〜120分程度が目安です。
⑤冷却・アフターケア
照射後の肌を冷却し、保湿剤や日焼け止めなどのアフターケアを行います。照射直後は肌が敏感になっているため、当日の激しい運動や飲酒、長時間の入浴は控えるよう案内されるのが一般的です。
⑥次回予約
次回の施術予約を取って当日は終了です。効果を効率よく得るためには、案内される照射間隔(1〜3ヶ月に1回程度)を守って通うことが推奨されます。
初回のカウンセリングから施術当日までの流れは、多くのクリニックで無料相談・無料カウンセリングを設けているため、契約前に一度足を運んで雰囲気やスタッフの対応を確かめてから決めることをおすすめします。
医療脱毛のリスク・副作用と正しい対処法
医療脱毛は医師の管理下で行われるため安全性は高い施術ですが、レーザーを肌に照射する以上、副作用が全くないわけではありません。契約前に代表的なリスクと対処法を知っておくことで、いざという時に落ち着いて対応できます。
赤み・軽いやけど症状
照射直後に肌が赤くなったり、ヒリヒリした熱感が出たりすることがあります。多くは数時間〜1日程度で落ち着きますが、症状が強い場合や水ぶくれができた場合は、自己判断で放置せずクリニックの診察を受けましょう。
毛嚢炎(もうのうえん)
毛穴に軽い炎症が起きて、ニキビのような赤いブツブツができることがあります。清潔を保てば自然に治ることが多いですが、悪化する場合は医師の診察・処方薬での対応が必要です。
硬毛化・増毛化
まれに、レーザーの熱刺激によって産毛が濃く・太くなる「硬毛化」が起きることがあります。原因ははっきり解明されていませんが、追加照射で改善するケースが多いとされています。
色素沈着・日焼け部位の照射トラブル
日焼けした肌にはレーザーが強く反応し、やけどのリスクが高まるため、施術前後は日焼け対策が欠かせません。多くのクリニックが、日焼けした状態での照射を断る、または出力を下げて対応するとしています。
これらの副作用は、医師が常駐する医療脱毛クリニックであれば、万一発生した場合も無料の診察・薬の処方などのアフターフォロー体制が整っていることがほとんどです。契約前のカウンセリングで「肌トラブルが起きた場合の対応・追加費用の有無」を必ず確認しておくと、安心して施術を受けられます。
医療脱毛の基礎用語集
クリニックの公式サイトやカウンセリングでよく使われる用語を整理しました。契約前の比較検討にお役立てください。
| 用語 | 意味 |
|---|---|
| 熱破壊式 | 高出力のレーザーで毛根そのものを破壊する方式。効果を実感しやすい一方、痛みを感じやすいとされる |
| 蓄熱式 | 低出力のレーザーをじっくり当てて毛を生やす司令塔(バルジ領域)にダメージを与える方式。痛みが少ないとされる |
| 追加照射 | 契約回数を消化した後、効果が不十分な部位に追加で行う照射。無料か有料かはクリニックによって異なる |
| 都度払い | 回数パッケージを契約せず、施術のたびに1回分の料金を支払う方式 |
| 医療ローン | 信販会社を通じて施術料金を分割払いする仕組み。金利が発生する |
| VIO | デリケートゾーンのうち、V(ビキニライン)・I(陰部周辺)・O(肛門周辺)の3エリアの総称 |
| 硬毛化 | レーザー照射後、まれに毛が以前より濃く・太くなってしまう現象 |
無料カウンセリングで必ず聞いておきたい10のチェックリスト
多くのクリニックが無料カウンセリングを実施しています。契約を急かされてその場で決めてしまうのではなく、以下の10項目を確認してから、自宅でじっくり比較検討することをおすすめします。
1. 総額でいくらかかるか
コース料金だけでなく、シェービング代・麻酔代・キャンセル料・診察料をすべて含めた総額を確認する
2. 追加照射の条件と料金
契約回数終了後、効果が不十分だった場合の追加照射が有料か無料か、料金はいくらか
3. シェービング代の有無
剃り残しがあった場合に追加料金が発生するか、どの範囲まで無料でシェービングしてもらえるか
4. 麻酔の対応と料金
笑気麻酔や麻酔クリームが用意されているか、使用する場合の追加料金はいくらか
5. 予約の取りやすさ
希望する時間帯(平日夜・土日)の予約状況、キャンセル待ちの仕組みがあるか
6. キャンセル料の規定
何日前までなら無料でキャンセルできるか、当日キャンセルの場合の扱い
7. 途中解約の条件
中途解約時の返金計算方法、解約手数料の上限
8. 使用する脱毛機の種類
熱破壊式・蓄熱式のどちらか、または選択できるか
9. 転院・院の変更の可否
引っ越しなどで通えなくなった場合、他院へ移れるか
10. 肌トラブル時の対応
照射後に赤みや炎症が出た場合、無料で診察・薬の処方を受けられるか
契約書・重要事項説明書で確認しておきたいポイント
医療脱毛は「特定継続的役務提供」として特定商取引法の対象となることが多く、契約金額や期間によっては法律に基づくクーリングオフや中途解約の権利が認められています。契約前に重要事項説明書・契約書の内容を落ち着いて確認しましょう。
契約期間と回数の有効期限
契約した回数をいつまでに消化する必要があるか。有効期限を過ぎると未消化分が無効になる場合があるため要確認
中途解約時の返金計算方法
解約時にどのような計算式で返金額が決まるか。消化済み回数分の単価が契約時より割高に計算されるケースもある
クーリングオフの適用条件
契約金額が5万円を超え、かつ契約期間が1ヶ月を超える場合など、特定商取引法上のクーリングオフ(書面受領から8日以内)が適用されることがある
未成年者の契約
未成年の場合は親権者の同意書が必要になるのが一般的。同意なく契約した場合は後から取り消せることがある
不明な点や不安な点がある場合は、契約前に消費生活センター(消費者ホットライン188)に相談することもできます。「今日契約すれば割引になる」といった強い勧誘があった場合も、その場で即決せず、一度持ち帰って検討する冷静さが大切です。
施術前後の正しいセルフケア方法
医療脱毛の効果を最大限に引き出し、肌トラブルを防ぐには、通院期間中のセルフケアも欠かせません。クリニックの案内で共通して挙げられるポイントを整理しました。
施術前の自己処理
カミソリまたは電動シェーバーで、施術前日までに該当部位を剃っておく。毛抜きやワックス、除毛クリームでの自己処理は毛根に影響を与えるため、施術前は避けるよう案内されるのが一般的
施術前後の日焼け対策
日焼けした肌はレーザーが過剰に反応し、やけどのリスクが高まる。施術前後は日焼け止めを塗り、長時間の紫外線を浴びる予定がある場合は施術日をずらすなどの調整が推奨される
施術当日の入浴・運動
照射当日は肌が熱を持ちやすいため、長時間の入浴・激しい運動・飲酒は控え、シャワー程度で済ませるよう案内されることが多い
保湿ケア
照射後の肌は乾燥しやすいため、クリニックで案内されるローションやクリームでのこまめな保湿が推奨される
施術間隔を守る
毛周期に合わせて1〜3ヶ月に1回のペースで通うことが効果を得るうえで重要。間隔が空きすぎると、当初の予定より通院期間が延びてしまうことがある
| 肌質・毛質・体質 | 選び方のポイント |
|---|---|
| 敏感肌・アトピー体質 | 蓄熱式導入クリニック |
| 日焼けしやすい・地黒 | 出力調整可能なクリニック |
| 毛量が多い・毛が濃い | 追加照射が明確なクリニック |
| 妊娠・授乳中、持病がある | 医師常駐クリニック |
肌質・毛質・体質別に見るクリニックの選び方
同じ「医療脱毛」でも、肌質や毛質、体質によって向き・不向きがあります。ここでは代表的なケース別に考え方を整理します。
敏感肌・アトピー体質の方
照射時の刺激が心配な場合は、出力を細かく調整できる蓄熱式脱毛機を採用しているクリニックや、事前のパッチテストに柔軟に対応してくれるクリニックを選ぶと安心です。カウンセリング時に肌の状態を正直に伝え、無理に照射を進めないクリニックかどうかを見極めましょう。
日焼けしやすい・地黒の方
肌の色が濃いとレーザーが反応しすぎてやけどのリスクが高まるため、出力を細かく調整できる医療脱毛機を扱っているか、肌の色に応じた出力調整の実績があるかを確認すると良いでしょう。
毛量が多い・毛が濃い方
効果を実感するまでに標準よりも多い回数が必要になることがあります。契約回数終了後の追加照射が明確な料金で用意されているクリニックを選んでおくと、想定外の出費を抑えられます。
妊娠・授乳中、持病がある方
多くのクリニックで妊娠中・授乳中の施術は見合わせる案内がされています。持病がある場合や常用薬がある場合も、医師が在籍するクリニックで事前に必ず申告し、施術可否の判断を仰ぎましょう。
医療脱毛と家庭用脱毛器の違い
「自宅で使える家庭用脱毛器を使えば、クリニックに通わなくても良いのでは」と考える方もいるかもしれません。両者には出力・効果・安全性の面で明確な違いがあります。
| 医療脱毛(クリニック) | 家庭用脱毛器 | |
|---|---|---|
| 施術者 | 医師・看護師 | 自分自身 |
| 出力 | 高出力(医療機器) | 家庭用に抑えられた低出力 |
| 効果 | 毛根を破壊し半永久的な効果が期待できる | 減毛・抑毛が中心で、効果の持続には継続使用が必要になりやすい |
| 肌トラブル時の対応 | 医師による診察・薬の処方が可能 | 自己責任での対応となる |
| 総費用 | 施術費用としてまとまった金額が必要 | 本体価格(数万円程度)のみで繰り返し使用可能 |
「まず自己処理の手間を減らしたい」というライトなニーズであれば家庭用脱毛器も選択肢になりますが、「毛量そのものを大きく減らしたい」「VIOなど自分では処理しにくい部位をしっかり脱毛したい」という場合は、医師の管理下で高出力の照射を受けられる医療脱毛の方が、結果的に満足度が高くなりやすいといえます。
回数ごとの効果実感の目安
「何回くらい通えば効果を感じられるのか」は、契約前に気になるポイントの一つです。毛周期に合わせて照射するため、個人差はありますが、一般的な目安は以下の通りです。
| 回数 | 効果の目安 |
|---|---|
| 1〜2回目 | 毛が抜けるサイクルを実感し始める段階。毛量の変化はまだ分かりにくい |
| 3〜4回目 | 毛の生えるスピードが遅くなり、自己処理の頻度が減り始める |
| 5回目 | 多くの方が「自己処理がほとんど不要」と感じるレベルに近づく。プラン回数の目安としてよく設定される |
| 6〜8回目 | 毛量の多い部位や毛質によっては、この段階でようやく満足のいく状態に近づく方もいる |
ただし効果の出方には個人差があり、毛周期・毛質・部位によって必要な回数は変わります。契約時に「5回」という回数が一般的なのは、多くの方が満足しやすい目安として設定されているためで、毛量が多い方はそれ以上の回数が必要になることもある点は理解しておきましょう。
クリニック選びでよくある失敗パターンと回避法
実際に医療脱毛を経験した方の声を見ると、いくつか共通する「後悔ポイント」があります。契約前に知っておくことで、同じ失敗を避けやすくなります。
総額表示の安さだけで決めてしまった
広告に出ている「回数〇回¥〇万円」という数字だけを見て契約し、実際にはシェービング代や麻酔代が別途かかり総額が想定より高くなったというケースです。回避法は、カウンセリング時に「今日契約した場合、最終的な支払い総額はいくらになるか」を書面で確認することです。
予約が取れず通院ペースが乱れた
人気クリニックほど予約が埋まりやすく、希望通りの間隔で通えず効果実感が遅れてしまうケースがあります。回避法は、施術後にその場で次回予約を確保する、平日昼間など空いている時間帯を活用することです。
勧誘されるまま即決してしまった
カウンセリングでその日限定の割引を提示され、比較検討する間もなく契約してしまい、後から他院の方が条件が良かったと気づくケースです。回避法は、その場で即決せず、一度持ち帰って複数院を比較してから決めることです。
口コミ・体験談を読むときの注意点
クリニック選びの参考としてSNSやレビューサイトの口コミを見る方も多いと思いますが、口コミには次のような偏りが生じやすいことも理解しておくと、より冷静に比較検討できます。
極端な意見が目立ちやすい
満足度が高い方より、トラブルや不満を感じた方の方が口コミを書くモチベーションが高くなりやすい傾向があります。極端に良い評価・悪い評価だけでなく、中間的な評価や具体的な体験内容(通院回数・部位・料金の内訳など)まで書かれている口コミを参考にすると、実態に近い情報を得やすくなります。
院やスタッフによって差がある
同じクリニックでも、担当するスタッフや通う院舗によって接客の質に差が出ることがあります。一つの口コミだけで判断せず、複数の口コミや、実際に無料カウンセリングを受けた際の対応も合わせて確認することをおすすめします。
投稿時期が古い情報に注意
料金プランやキャンペーン内容は改定されることがあるため、古い口コミに書かれている金額をそのまま鵜呑みにせず、必ず公式サイトの最新情報やカウンセリングでの案内を確認しましょう。
割引・キャンペーンの見極め方
医療脱毛クリニックの多くが、学生割引・ペア割引・乗り換え割引・紹介割引といった各種割引制度を用意しています。ただし内容や適用条件はクリニックごとに異なるため、仕組みを理解しておくと比較しやすくなります。
学生割引
学生証の提示で割引が適用されることが一般的。未成年の場合は親権者の同意書もあわせて必要になることが多い
ペア割引
友人や家族と同時に来院・契約することで割引が受けられる制度。一人あたりの負担額を抑えたいときに活用しやすい
乗り換え割引
他院との契約書や会員証を提示することで割引が適用される制度。他院で契約途中の場合でも対象になることがある
紹介割引
既存の会員から紹介を受けて契約することで、双方に割引やポイントが付与される制度
割引は「期間限定」「先着◯名限定」など条件が付くこともあるため、カウンセリング時に適用条件と割引後の総額を必ず書面やメールなど記録に残る形で確認しておくと、後から「話が違う」というトラブルを避けやすくなります。
都市部と地方でクリニックの選び方はどう変わる?
医療脱毛クリニックの展開状況は地域によって大きく異なります。お住まいのエリアに応じて、選び方のポイントも変わってきます。
都市部(東京・大阪・名古屋・福岡など主要都市)の場合
主要都市であれば、今回比較した13院の多くが院を構えており、選択肢が豊富です。料金や機器の違いに加えて、駅からのアクセス・営業時間・予約の取りやすさといった細かい条件まで比較検討する余地があります。
地方在住の場合
地方では院数が限られるため、まずは自宅や職場から通える範囲にどのクリニックがあるかを公式サイトの「院一覧」で確認することが先決です。院数の多い湘南美容クリニックやリゼクリニックは、地方都市にも展開している可能性が比較的高いため、最初の候補として検討しやすいでしょう。
近隣に候補となる院がない場合、引っ越しや出張の予定に合わせて「転院制度」の有無を確認しておくと、途中で通えなくなるリスクを減らせます。
「医療脱毛専門クリニック」と「総合美容クリニック」の違い
今回比較した13院は、大きく分けて「医療脱毛を専門に扱うクリニック」と「美容外科・美容皮膚科など幅広いメニューを扱う総合美容クリニックの脱毛メニュー」の2タイプに分かれます。
医療脱毛専門クリニック
リゼクリニック、エミナルクリニック、フレイアクリニック、レジーナクリニックなどが該当します。脱毛に特化しているため、スタッフの照射経験が豊富で、脱毛に関するカウンセリングのノウハウが蓄積されている傾向があります。
総合美容クリニック
湘南美容クリニック、TCB東京中央美容外科、フェミークリニックなどが該当します。脱毛以外にも美容整形・美容皮膚科などのメニューを扱っており、脱毛と合わせて他の施術も検討したい場合に利便性があります。院数が多い傾向もあります。
どちらが優れているというわけではなく、「脱毛だけに集中したいか」「将来的に他の美容医療も視野に入れたいか」によって向き・不向きが分かれます。自分の目的に合わせて選ぶとよいでしょう。
医療ローンを使った場合の月々の支払いイメージ
医療ローンを利用する場合、月々の支払額がどの程度になるのか、大まかなイメージをつかんでおくと予算を立てやすくなります。以下は、金利を考慮しない単純計算(総額÷回数)の目安です。実際には金利分が上乗せされるため、必ずクリニックのシミュレーションで正確な金額を確認してください。
| 総額(税込) | 12回払い | 24回払い | 36回払い |
|---|---|---|---|
| ¥87,500 | 約¥7,300/月 | 約¥3,650/月 | 約¥2,430/月 |
| ¥144,800 | 約¥12,070/月 | 約¥6,030/月 | 約¥4,020/月 |
| ¥266,000 | 約¥22,170/月 | 約¥11,080/月 | 約¥7,390/月 |
この表はあくまで金利を含まない単純計算の目安です。実際に医療ローンを組む場合は年3〜15%程度の金利が上乗せされるため、月々の支払額は表の金額よりやや高くなります。契約前に必ず「金利を含めた支払い総額」と「月々の支払額」の両方をクリニックのシミュレーションで確認しましょう。
無料カウンセリング当日の持ち物・準備リスト
カウンセリングをスムーズに、かつ有意義な時間にするために、当日までに準備しておきたいものをまとめました。
本人確認書類
運転免許証・健康保険証・学生証など。医療ローンを組む可能性がある場合は特に必須です
未成年の場合は同意書
親権者の同意書が必要になることが多いため、事前にクリニックの公式サイトでフォーマットを確認しておきましょう
気になる部位・希望回数のメモ
「VIOと顔を中心に」など、優先したい部位をあらかじめ整理しておくと、カウンセリングでの説明がスムーズになります
他院の見積もり・比較表
複数院を回る予定がある場合、条件を比較できるようメモや今回のような比較表を持参すると判断しやすくなります
質問リスト
本記事の「チェックリスト」で挙げた10項目を印刷またはスマホにメモしておき、その場で聞き漏らさないようにしましょう
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今回比較したリゼクリニックについて、特定院の料金・アクセス・口コミをさらに詳しく知りたい方は、リゼクリニック福岡天神駅前院|料金・アクセス・口コミ完全ガイドもあわせてご覧ください。院ごとの詳細な料金プランやアクセス方法を確認できます。
まとめ
女性の医療脱毛は、全身+VIO+顔のプランで比較すると、湘南美容クリニックの¥87,500(5回)が最安値帯、リゼクリニックやフレイアクリニックの¥14万〜27万円台が「追加料金の不安が少ない」中間帯、TCB東京中央美容外科やクレアクリニックの¥30万円超が「短期集中・幅広い対応」の上位帯という、大まかに3つの価格帯に分かれることが分かりました。
料金だけを見て安易に契約先を決めるのではなく、①総額に含まれる部位と回数、②シェービング代・麻酔代・キャンセル料などの追加料金の有無、③熱破壊式か蓄熱式かという機器の違い、④無理なく通える院数・立地、という4つの軸で比較することが、後悔しないクリニック選びの近道です。
特に、アリシアクリニック・じぶんクリニックの経営破綻のように、安さや知名度だけでは見抜けないリスクも実際に存在します。契約前には必ず運営会社の情報や口コミ、公式サイトの最新情報を確認し、無料カウンセリングで疑問点をひとつずつ解消したうえで、自分に合った1院を選んでください。
